にているようでとてもちがう

私と彼の不倫の記録

スタートした日

子どもの習い事の関係者とデキてしまう…

これってよく聞く話だ。

 

ご多分に漏れず、彼は私の子どもの習い事の関係者だった。

あまりにありふれていて、人に話したら

「あーはいはいはい…」なんて、きっとあしらわれてしまうような

そんな関係だった。

 

彼とは当然ながら日常的に顔を合わせていたものの

それが「人一倍、接点がある」というわけでもなく

むしろ他の人よりは関わる機会が少なかったと私は思っていた。

 

ただ、ときどきイベントの際なんかに

まとめてたくさん、いろいろなことを話すような

そしてその会話がとても楽しいと感じるような、そんな存在だった。

 

とはいえ私は1人でいるのが好きで

時に人と関わることでストレスを溜めてしまう厄介な性格だったので

みんなで集まるような時にもできるだけ「別の予定があるふりをして」

参加するのを避けていた。

 

そんな私たちがスタートしたのは今から1年と少し前。

 

ただただ思いつきで、私と私の子どもをランチに誘ってくれた彼。

そして、「夕食を作る」くらいしか予定のなかった暇な私。

ランチしながらビールを飲んで、サクッと帰ってくるつもりだった。

 

そのつもりが…

時間がどんどんと経過して、結局一緒にいた6時間ほど。

 

ただただ楽しかった。

そしてもう少し近くに寄りたかった。

そして「キスしていいですか?」と私が訪ねた。

それを彼が承諾した。

 

すごく酔っぱらっていて、だけど脳内はいつも以上にクリアだった。

 

それが私たちのスタートではあったのだけど…