にているようでとてもちがう

私と彼の不倫の記録

「発達障害」だと指摘を受ける

ある日の日記。

 

2019年5月某日。

 

「昨日は夫とケンカ。発達障害と言われて

もう嫌になる。きっとまたいわれるよね…」

 

こんな記載があった。

 

私たち夫婦は、休みがほとんど合わないため

休日に一緒に買い物に…食事に…ということが

あまりできなかった。

 

それなので、帰宅後の晩酌タイムが日課でした。

 

乾杯をして、夕食を食べながら仕事のことや家でのことなど

他愛もないことを話しながら晩酌をしていた。

 

その日、何があったかは日記に書かれていないけれど、

少しお酒が入って、感情的になっていたのかもしれない。

 

私が夫に対して、強い口調で否定などをしたのだろうか。

 

感情がコントロールできない私に対して

夫は「どこか病気があるんじゃないか」「発達障害じゃないか」

というようなことを言うことがあった。

 

いろいろな方に失礼な発言だし、

もしかすると私は何かしら病気なのかもしれない。

 

だけども、家庭でのちょっとした喧嘩の際に

たびたびそういった指摘をされるのは、やはりしんどかったなぁ。

ちらり、ちらり

彼は子どもの習い事の関係者だったので

子どもを迎えに行くときや、習い事を見学する際に

高確率で顔を合わせることになる。

 

意識しすぎて視線が泳いでしまうようなことは

絶対に避けたかったけれど

だけども私は女優でもないから

いつも通りなふりをしていたけど

周りにはどう映っていたのだろう。

 

ことあるごとに

周囲にバレてしまわないように

ちらり、ちらり

 

ちらり、ちらり、ちらり、

 

そうやって、彼に目を走らせる。

 

ちょっとした隙に目が合うのだけど

基本的に視線を交わさないようにしていた私たち。

 

それでも、毎週毎週会えることが嬉しかった。

 

会えるというより、「見る」だったし

会えるというより、「眺める」だったし

 

だけど嬉しくて、その日が待ち遠しかったものです。

全身脱毛をする

もともとモテる彼。

 

かなりとがった生き方をしているけど、

溢れるセンスとか実行力とか、だけど慎重なところとか

これはモテると感じた。

 

だから、好いてほしかった。

 

服装もメイクも、今まで以上に気にしたし、

纏う香りも十分に注意した。

 

その一環で、これは前々からやりたかったのですが

エステでの全身脱毛を始めた。

 

学生時代、エステ脱毛でわきの下の脱毛を完了させていた私。

 

VIO含む全身脱毛をしたかった。

 

自分の副業で稼いだ分からお金は出していたけれど

夫に気づかれてしまった日の日記。

 

「ケンカしてしまった。

脱毛の件が原因。

だけども

もう私の事

好きになってくれないなら…

一緒に居て意味はあるのかな。」

 

 

夫は「子どもみたいだから」という理由で

ずっとVIO脱毛はダメだと言っていたから。

それで喧嘩になった。

 

だけど、この時も「私の事を好きになってくれない」夫への

「私に興味がなさそうな」夫への

私の不満は積り積もっていた。

 

結局、夫をなんとか納得させた私は

この後も、新型コロナウイルスの影響が広がり、

自粛生活の要請が出るまで脱毛に通い続けた。

結局しちゃうんですけど

彼も私もいろいろと経験してきた身

 

キレイごとばかり並べていられず

 

正しいことばかり並べていられず

 

結局あっさり

 

恥ずかしいけれど

 

8年間待つことなんて全然できなくて

 

初めてのキスから1ヶ月ちょっとで

 

彼とセックスすることになる。

1週間に1回か、2回か…

それからも、毎日メールはしていた。

 

1週間に1回か2回か…

もちろん1週間会えないこともあったけど

定期的に会っていた。

 

彼のところの行くときに持っていく差し入れを買うお金を

さすがに家計から出したらダメだろうと、

副業を増やして、家計から出さないようにしていた。

 

副業が簡単にできる世の中で、良かった。

 

私は彼に気に入られたくて

行くときに差し入れをしていた。

 

お酒が好きな彼に、ビールを…

1日仕事をしていると聞いたら、

夜まで仕事だと聞いたら、

手軽にお腹に入れられるおにぎりやパンを買って。

 

30分でも1時間でも、なんなら10分でも5分でも会いたかった。

顔を見たかった。

 

それは今も同じ。

8年間は我慢しよう…

ちゃんちゃら可笑しいと

笑われてしまうと思う。

 

だけど真実。

 

私も彼も、習い事の関係者だから

最初の頃は体の関係を持たずにいた。

 

最初のキスから、数か月だったけど

キスはしてもセックスはなかった。

 

なんとなく、ノリで、思い付きで、

「8年間は我慢しよう」

なんて、言っていた。

 

セックスがなくても、大事な存在だった。

 

今思うと、笑っちゃう。

だけど、「まずい」という気持ちはお互いにあった。

 

不倫ってこういうもんですかね。

夫と結婚した頃から思っていたこと

「私と夫が、もしも離婚したら、

私と離婚したことを後悔させたい」

 

すごく子どもじみていて

すごくネガティブで

そして「普通」ではないと思う。

 

だけどブログでは隠さないし、

そもそも知人にはこんなことを漏らしていました。

 

愛しているから結婚した夫。

そもそも私は結婚願望も出産願望もなかった。

それでも同棲する先に結婚があったから…

(夫が私の親に結婚前提の同棲と挨拶してくれた)

 

だから、24歳の誕生日で交際をはじめ

27歳の誕生日に結婚をした。

 

夫から「結婚しよう」という言葉は3回もらった。

2回は断った。結婚したくなかったし、そもそも不安だったから。

 

だけど「世間体」とか「親のプレッシャー」とか…

いやいや、自分が「普通」でいたくて

ちゃんとした「居場所」がほしくて

そうして、26歳だった私は入籍をした。

 

会社の先輩とか上司はあまり結婚していなかったので

ちょっとした優越感は、やっぱりあった。

だけど仕事は頑張った。出張も行った。

 

それに基本的に副業をしていた私。

副業も2つ並行して、頑張った。

 

そして、29歳になる少し前に1人目を出産した。

 

心の底に、ずーっと

「私と夫が、もしも離婚したら、

私と離婚したことを後悔させたい」

この思いはあった…

 

結婚して間もなく

お守りのように、離婚届けを手元に置くようにもなった。