にているようでとてもちがう

私と彼の不倫の記録

1週間後のこと

彼と初めてキスをして

その翌日も子どもの習い事があったので彼に会えて

それから1週間は特に何事もなく過ぎていきました。

 

これまで通り、朝5時頃に起床して

洗濯をしてカフェラテを飲んで

仕事に向かう。

 

淡々と過ぎていく6日間。

 

そして1週間が経過した日曜日。

 

またまた子どもの習い事。

その日はイベントがあって、そのイベント後には

みんなで集まって打ち上げをするのが恒例でした。

 

子どももママたちも、かなり楽しみにしている打ち上げ。

その打ち上げの途中、彼を2人で話すタイミングが。

 

彼に「あの日のことは覚えているか?」と質問。

「覚えている」と答える私。

 

その日、帰る際に彼が途中まで送ってくれた。

子どもも一緒だったから、特になにかするわけでもなかったけれど

ちょうど小雨が降りだしていた。

 

ズボラな私は「雨なんて大丈夫大丈夫!」

なんて言っていた。

 

細かな雨粒が私の顔に降りかかり

それが街灯の光を受けてキラキラしていたと。

それがすごくキレイだったと、彼が少しして教えてくれた。

 

交差点に差し掛かるとき、

「赤信号になってほしい…」

そんな風に祈ったら、ちゃんと信号が赤になった。

 

彼としばらく見つめ合って、青信号に変わって

そうして名残惜しかったけれど別れた。